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子供に一番必要なのは、心温かいお母さんです!

最近は、女性の社会進出がとても増えています。
また、外に出て働かないとしても、世の中に様々な情報が溢れているために、子育ての他に何かやりたいと思ったり、自分のために時間を使いたいと希望しているお母さん方も多いのではないかと思います。


外に出て仕事をしている人の場合には、お仕事の種類にもよりますが、
仕事が忙しいと、お子さんと一緒に過ごしている時間帯も、自分が意識しないままに、少しセカセカした気持ちで過ごしてしまうこともあるかもしれません。


また、ご自分の時間がほしいために、お子さんとの時間を過ごしていても、子供に対して気もそぞろになっていることもあるのではないでしょうか。


子供というのはすごく敏感です。大人がセカセカした気持ちになっていても、なおかつ自分の要求を表してくる子供もいます。
しかし、大人に気を使って、何かを要求したくても要求を出せなくなる子供もいます。
特に比較的頭の良い子どもや、感受性の強いお子さんであるほど、そのような傾向にあるようです。


ですから、子供の前にいる時は、素晴らしいキャリアの女性として存在するのではなく、また自分の時間を持ちたいという意思を持った女性としてではなく温かいお母さんとして子供のすべてを受け入れる母親、温かい穏やかな気持を持ったお母さんとして、子どもと接していくことが必要です。


そのためには、仕事場にいる時と、子どもと接している時の切り替えをするという気持ちが大切です。
大人も同じだと思いますが、家でのんびりとくつろいでいる時に、お母さんがせかせかと家の中の片付け物をしていたり、あるいはなんとなくピリピリしながら家事をこなしていたりすれば、家族はのんびりとテレビを見てくつろいでいても、落ち着かない状況があるものです。


お母さんも一緒にテレビを楽しむなり、一緒に庭仕事を楽しむなりすれば、またお母さん自身が楽しい雰囲気で家事をやっていれば、家族もくつろげるというものです。


家の片付け物をしていても、ニコニコしながら、またかも出している雰囲気が家の中のことをやるのが楽しくてたまらないという感じでなさっていれば、家族は、くつろいでいても安心していられますよね。
それと同じことで、お子さんにとってもやはり穏やかな雰囲気であるということが大切なのっです。

子供の自主性を強制するな!子供は見守るスタンスが一番良い!!

もともと、女性には母性というものがあって、子供が生まれれば、この母性が否応なく出てくるものだと昔はよく言われていました。
これは、社会進出をしたり、自分の時間を作ろうとする意欲が強いお母さんが多くなった今でも、基本的には変わりません。


ところが、今のお母さんは母性だけでなく、母性以外の者を備えている人が多くなりました。

子供をありのまま受け入れてあげる、子供にとって温かいお母さんには、どちらかと言うと、学歴は関係ないし、社会経験もそれほど必要ないと行っていいでしょう。
ほんとうに必要なのは、例えば犬の親子がじゃれあうように、子どもとじゃれ合えるお母さん、あるいはじっと子供を見守っていて、危うくなったらぱっと手を出す、あるいはころんだ子が一生懸命立ち上がるのをサポートし、励ましながら見守ることができるお母さん、そういう存在だと思います。



キャリアのある女性の場合、知識が先に立ってしまって、生活上の計画もあって先手先手をうってしまう傾向があります。
そのために、子供の様々な体験のチャンスを最初から取り上げている可能性があります。


子供が何かをやろうとか、興味を示して動き出した時の自主性を取り上げてしまうわけです。


例えば、子供があるものを見つけて、それを取りに行こうとして動き出したときふいに、「これがほしいのね、はい」と与えてしまうお母さんがそうです。

しかし、本当はそうではなく、子供がそのものを取りに行く過程を見守って、そして見守っていた途中で何かあれば、そこで受け止めてあげる。
本当に困った場面でサポートをするということが必要なのです。


キャリアウーマンと呼ばれる女性がお子さんと向き合う時にセカセカしているということと、子供の自主性を育てるということは別の問題です。
最初の問題はお子さんと接触するときは温かく穏やかなお母さんでいて欲しいということ。


もう一つの問題はお子さんと接触する時は温かく穏やかなお母さんでいて欲しいということ。
もう一つの問題は、子供の自主性をできるだけ育てるために、6ヶ月を過ぎたら、あるいはまた1歳を過ぎたら、その段階に応じて少し見守る意識を持つことが大切です。

つらい子育て!ですが、こんなに一緒にいれるのは今だけ!!

誕生してから1年は、親子の間がとても親密であることが必要です。
ある意味ではのんびりというくらいのスタンスで、お子さんと一緒にいる時間を楽しんでください。


もしかしたら、お母さんとしての動きや働きはスピーディーで重労働と感じるかもしれません

しかし、お子さんと一緒にいる時間を楽しんで、お子さんが発しているものを全て受け止めてください。
子育てが終わってみれば、この時が至福の時と、きっと思われるでしょう。


しかし、実際問題として、これは相当難しいでしょう。お子さんは自分の思い通りにならないこともありますし、現代文明の中で生きている私達は、大抵のことは、自分たちの思い通りにコントロールできる状況に慣れているので、辛いと思われることもあるでしょう。


でも考えてみてください。生まれたばかりの時には、ただ眠ることしかできなかった赤ちゃんがい1歳にもなると、たって歩き、笑い、意思を表現できるようになるのです。
それを手助けできるのは、ご両親なのです。
ご自身がお子さんに望むことをさせるのではなく、お子さんからのサインを受け止め、何を要求し、何が必要で、そして、どうしたらお子さんが幸せかを考えることだと思います。

そのような状況はいわば、子供中心ということです。
しかし、その時期が人生の全てではありません。
子供が小さな一時期は、子供を中心において、一緒の時間を持つということが大切なのです。

 

例えば、ミルクを上げるにしても、せかせかした気持ちで上げるのではなく、新しい命が芽生え、その新しい命があらゆる可能性を持ち、これから大きくなっていく過程の中で、自分がほんとうに必要とされているということを実感として感じる,、、そいういう余裕を持ってください。

昼間、保育園にあずけても、もちろん構いません。
しかし例えば、保育園から帰ったら、お子さんと向きあってください。
家まで仕事を持ち帰り、お子さんを寝かせてい片付け物をして、そうしたらすぐ仕事をしようという気持ちがお子さんに伝わるのは良くありません。


人生の中で、子のこと一緒に入られる、こういう関係で一緒に入られる時間は今しかない。
そう思って、お子さんとの時間を楽しんでください。


私自身が子育てをしていた頃も、子どもと接しているときは、とにかく子どもとの時間を大切にしようと努力しました。
特に子供が小さい時には、母乳を飲まないと眠りつかなかったのです。
その時に、この子が眠ったら何かをしようと思ったりすると、子供jは絶対眠ってくれませんでした。
子供の顔を見ながら、可愛いなあと思って、穏やかな気持で自分も眠ってしまうと、子供もいつの間にか眠っていました。気持ちが伝わるんですね。
子供を寝かせたら、片付け物をしようかと思わず、お子さんと一緒の時間を楽しめるといいですね。


そうは言っても、子育てに失敗するのではないかという不安を持っていたり、悩んでしまうお母さんもたくさんいらっしると思います。
楽しみなさいと言われても、楽しめない。そんな時に気持ちを切り替えろと言っても、難しいですよね。


生まれたてで何もできない新生児は、周りの環境に完全に依存しています。
飲むのも食べるのも、排泄するのも、全て誰かにやってもらうわけです。


しかし、一歳になれば、片言でもママとかパパとか話し、そして歩き出すというものすごい発達を遂げるわけです。
その時にサポートしてあげられるのは、やはり、ご両親特にお母さんだということを忘れないで下さい。


どんな仕事よりも素晴らしいことです。


そしてその過程を通して、お子さんは、着実にご両親のことを育ててくれるのです。

今では女性の寿命も人生80年の時代です。
お子さんと一緒に過ごす一年間というのは、たった80分の1、自分のやりたいことは他の79年のうちにやればいいし、お子さんが3人いるのなら77年間になるかもしれませんが、77年は自分のために、もっと時間を使うことができるわけです。


子育てには、そんなゆとりある気持ちを持って、温かいお母さんになることを目指せば、きっと素晴らしいお子さんとご家庭が育まれていくのではないでしょうか。